お財布レスの時代、クレジットカードを上手に選べば得をしますし、適当に選ぶと損をするかもしれません。慎重に選びたいものですね。
JCBが発行するプロパーカードのオリジナルシリーズ「JCB一般カード」のメリット・特典、デメリット、お財布レス(Apple Pay(アップルペイ)・Google Pay(グーグルペイ)・楽天ペイ・LINE Pay・電子マネー・PASMO・Suica・Edy・nanaco・quicpayなど)の相性についてまとめました。
もくじ
「JCB一般カード」はどんなクレジットカード?
「JCB一般カード」がどんなクレジットカードなのか、特徴をリストにすると、
・ディズニー券面もある
・家族カードも年会費無料可能(本会員無料の場合)
・ETCカード年会費無料
・JCBスターメンバーズでポイントアップ可
・対象店舗でポイントアップ
・スタバカードへのチャージでポイント10倍
・OkiDokiランド経由でオンラインショッピングポイントUP
・ポイントの交換先が多い
・OkiDokiポイントの有効期限は2年
・JCBスマートフォン保険が利用付帯
・海外旅行保険(利用付帯)
・国内旅行保険(利用付帯)
・クイックペイ専用のカードタイプやコイン型、QUICPay(nanaco)利用可
年会費無料も可能な、JCBプロパーカードのオーソドックスなクレジットカードです。
「JCB一般カード」のメリット・特典
クレジットカードのメリットはどんな特典がついていてお得かということ。まずは特典についてです。
年会費・無料も可能
オンライン入会の場合のみ初年度年会費無料です。
翌年度以降、年会費1375円(税込)がかかります。
ただし、2つの条件を満たすと、翌年の年会費が無料になります。
(1)MyJチェックの登録(年会費お支払い月の前々月19日まで)
(2)年間合計50万円(税込)以上のショッピングの利用
「JCB 一般 カード」をメインに利用していれば、それほど難しい条件ではないので、実質年会費無料にすることは大丈夫そうですね。
カード券面にはディズニーデザインもあるので、ディズニー好きには嬉しいですね。
また、入会と同時に次のサービスに自動登録されます。
・MyJCB
・MyJチェック
原則として郵送の「カードご利用代金明細書」は発行されません。
家族カード
年会費440円(税込)です。
(本会員の年会費が無料の場合、家族会員も無料)
ETCカード
年会費無料で発行できます。
カード番号あり・なしが選択可能
カード番号を券面に記載しないナンバーレスカードと、裏面に番号があるタイプの2種類から選択することができます。
※ディズニー・デザインは表面にカード番号の記載あり
還元率0.5%
「JCB一般カード」を利用すると、カード利用額1000円=1ポイントが貯まります。
※月間のカード利用合計金額に対してポイントがつきます。
Oki DokiポイントでJCBプレモカードにチャージすると、1ポイント→5円分になります。
つまり、通常のポイント還元率は0.5%あると考えられます。
「MyJチェック」の登録があり、海外でカード利用すると自動的にポイントが2倍になります。(1%還元率)
JCBスターメンバーズ
JCBスターメンバーズが適用されるので、年間利用額によってポイントがアップします。
集計期間中の利用合計金額(税込) | メンバーランク名称 | ポイント |
100万円以上 | スターαPLUS | 1.5倍 |
50万円以上 | スターβPLUS | 1.2倍 |
30万円以上 | スターePLUS | 1.1倍 |
集計期間は12/16~翌年12/15の1年間、適用はその次の年の2月~翌年1月までになります。
例)
集計期間:2018年12月16日2019年12月15日利用分
適用期間:2020年2月~2021年1月支払い分
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」でポイントアップ
JCB ORIGINAL SERIESパートナーの店舗ではポイントがアップします。
セブンイレブンやスターバックス等、いろいろな店舗が対象になっています。※多くの店舗は事前登録が必要
スターバックスカードへのチャージでポイント10倍
スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージでOki Dokiポイントが10倍貯まります。0.5×10倍=5%還元率です!
「JCB カード(一般)」入会後、キャンペーン参加登録が必要です。
※店舗での入金はポイント倍付けの対象となりません。
また、2022/10/1~、Starbucks eGiftの購入でたまるOki Dokiポイントが20倍になりました!
Oki Doki ランド
(画像:公式サイトより引用)
「OkiDokiランド」はJCB会員専用のポイント優待サイトです。OkiDokiランドを経由して買い物をするだけでポイントが貯まります。
ポイントの交換先
Oki Dokiポイントの交換先はいろいろあります。
主な交換先:
JCBプレモカード | 200ポイント→1000円分 |
nanacoポイント | 200ポイント→900 nanacoポイント |
dポイント | 200ポイント→800 dポイント |
au・Pontaポイント | 200ポイント→800 Pontaポイント |
ビックポイント/ビックネットポイント | 200ポイント→1000ポイント |
ベルメゾン・ポイント | 200ポイント→1000 ベルメゾンポイント |
ジョーシンポイント | 200ポイント→1000 ジョーシンポイント |
楽天ポイント | 200ポイント→600 楽天ポイント |
楽天Edy | 200ポイント→600円分 |
スターバックス カード チャージ | 200ポイント→800円分 |
WAONポイント | 200ポイント→800 WAONポイント |
JALマイレージバンク | 500ポイント→1500 JALマイル |
ANAマイレージクラブ | 500ポイント→1500 ANAマイル |
ANA SKY コイン | 500ポイント→1500 ANA SKY コイン |
JCBトラベル充当 | 1ポイント→5円分 |
キャッシュバック | 1ポイント→3円分 |
Amazonでの買い物 | 1ポイント→3.5円分 |
その他に、商品への交換もできます。
Oki Dokiポイント有効期限
「JCB一般カード」を利用して貯まるポイントはOkiDokiポイントです。
ポイントの有効期限は、獲得月から2年(24ヵ月)後の15日までになります。
JCBスマートフォン保険が付帯
2022年10月1日~、「JCB一般カード」にJCBスマートフォン保険が付帯しました。(利用付帯)
年間補償限度額:最高30,000円・1事故につき自己負担額10,000円
海外旅行保険が充実
「JCB一般カード」には海外旅行傷害保険がついています。
事前に旅行費用などを「JCB一般カード」で支払うなど所定の条件を満たす必要がある利用付帯になります。
※MyJチェック登録していること(毎月MyJチェック登録締切日(毎月19日)までに登録した人について、翌月10日の午前0時から被保険者)
補償内容は次のようになっています。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 |
傷害治療費用 | 100万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 100万円(1疾病の限度額) |
個人賠償責任 | 2000万円(1事故の限度額) |
携行品損害(免責3000円) | 1旅行中20万円限度 保険期間中100万円限度 |
救援者費用等 | 100万円限度 |
補償対象旅行期間は3ヶ月です。
国内旅行保険
国内旅行傷害保険は、最高3000万円(利用付帯)がついています。
事前に旅行費用などを「JCB一般カード」で支払うなど所定の条件を満たす必要がある利用付帯になります。
※MyJチェック登録していること(毎月MyJチェック登録締切日(毎月19日)までに登録した人について、翌月10日の午前0時から被保険者)
ショッピングガード保険
「JCB一般カード」で海外で購入した品物の破損・盗難が発生した場合、購入日から90日間補償されます。(対象外あり)
年間最高100万円を補償。自己負担額1回の事故につき10000円。
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「JCB一般カード」の国際ブランド
「JCB一般カード」はJCB ORIGINAL SERIESのクレジットカードです。
つまり国際ブランドは”JCB”しかありません。
MyJCB Payが利用できる!
MyJCB Payは、「MyJCBアプリ」から簡単に利用できるコード決済サービスです。Smart Code(TM)マークがあるお店で利用可能で、お支払い時に「Smart Code(スマートコード)(※1)で」と伝え、画面をみせてお支払いができます。
※公式サイトより引用
「JCB一般カード」なら、MyJCB PayでSmart Codeマークのある店舗でコード決済が可能です。
「JCB一般カード」とApple Pay(アップルペイ)
「JCB一般カード」をApple Payに登録すると、ポストペイ型の電子マネーQUICPay(QUICPay+)として利用することができます。
タッチ決済も使えます。
「JCB一般カード」とGoogle Pay(グーグルペイ)
Google Pay(グーグル ペイ)での非接触型決済は、2019年5月末から一部のクレジットカードでiD・QUICPayの利用が可能になり、便利になりました。
「JCB一般カード」は登録できます。登録してポストペイ型の電子マネーQUICPay(QUICPay+)として利用することができます。
2024年9月6日より、タッチ決済対応マークのあるお店でも利用できるようになりました。
「JCB一般カード」とQRコード決済/スマホ決済
QRコード決済/スマホ決済は、それぞれチャージが必要だったり、登録したクレジットカードからの支払だったり、両方できたりと、コード決済によって違います。
QRコード決済/スマホ決済と「JCB一般カード」についてまとめると以下のようになります。
「JCB一般カード」を登録 | 「JCB一般カード」からチャージ | |
ペイペイ | × | × |
楽天ペイ | ○ | × |
d払い | ○ | ×(クレカ不可) |
auペイ | ― | auユーザーのみ |
ラインペイ | ー | × |
メルペイ | ー | ×(クレカ不可) |
「JCB 一般 カード」をスマホ決済/QRコード決済(PayPay(ペイペイ)・楽天ペイ・d払い・au PAY(auペイ)・LINE Pay(ラインペイ)・メルペイ)で利用した時の還元率については下記の記事で紹介しています。
電子マネーと注意点
QUICPay(クイックペイ)
Apple Payへの登録により、「JCB一般カード」はQUICPay(QUICPay+)として利用できるようになります。
「JCB一般カード」はQUICPay搭載型を申し込むことができます。これなら1枚で済みます。
他にも、おサイフケータイ機能付きであれば、QUICPayモバイルを利用することが可能です。
クイックペイ専用のカードタイプを発行することもできます。
nanacoカードを持っていれば、nanacoカード1枚でnanacoとクイックペイの2つの電子マネーが使えます(nanacoカードの裏面にQUICPayマークあり)。申し込み手続きを行うことで、QUICPay機能が利用できます。
ランニング時にリストバンドに装着したり、コインケースに入れたりと、手軽に持ち運ぶことができるQUICPayコインを利用することもできます。
また、Google Payに登録できるようになりました。「JCB一般カード」はQUICPay(QUICPay+)として利用できるようになります。 (端末が「おサイフケータイ」に対応している必要あり)
「JCB一般カード」と電子マネーについてまとめると
「JCB一般カード」 | |
楽天Edy | △ |
モバイルSuica | △ |
nanaco | iPhone・ApplePayでチャージ可能 |
WAON | iPhone・ApplePayでチャージ可能 |
PASMO(パスモ) | オートチャージ不可・モバイルPASMO可 |
QUICPay(QUICPay+) | ApplePay・GooglePayで利用可 カード型・コイン型等でも利用可 |
iD | ー |
○:チャージ可・ポイント付与あり
△:チャージ可・ポイント付与なし
×:チャージ不可
電子マネーで利用したときの還元率については、下記の記事で紹介しています。
「JCB一般カード」のデメリット
「JCB一般カード」のデメリットは、電子マネー等へのチャージが弱いことです。チャージはできてもポイントは付与されません。
通常の還元率も0.5%と一般的な還元率です。
スペック表
国際ブランド | JCB |
カード発行会社 | JCB |
申し込み資格 | 原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。※高校生除く |
年会費 | 1375円(税込) 初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ) 2つの条件を満たすと、翌年の年会費無料 (1)MyJチェックのご登録(年会費お支払い月の前々月19日まで) (2)年間合計50万円(税込)以上のショッピングの利用 |
貯まるポイント | OkiDokiポイント |
ポイントの有効期限 | 2年間 |
ETCカード | 無料で発行、年会費無料 |
家族カード | 440円(税込)(本会員の年会費が無料の場合、家族会員も無料) |
JCBスマートフォン保険 | 最高30,000円(利用付帯) |
まとめ
「JCB一般カード」は年会費を無料にできるクレジットカードです。
年会費無料も可能なカードとしては、旅行保険が充実しています。
JCBのプロパーカードを持ちたい場合、おすすめの1枚になります。
39歳以下の場合は「JCB CARD W」もあります。