QUICPayやnanacoはよく聞く言葉だと思いますが、QUICPay(nanaco)というものがあることを知っていますか?
便利なのか、nanacoとの違いは何なのか、今回の記事では、QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)についてまとめました。
(画像:公式サイトより引用)
もくじ
QUICPay(nanaco)/(クイックペイ ナナコ)とは
QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)とは、簡単に言えば
になります。
裏面にQUICPayマークの入ったnanacoカードがあれば、申し込み手続きをしてQUICPay機能を追加し、QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)として利用することができるようになります。
→公式サイトから申し込みをすることになります。
nanacoカード1枚で、「nanaco」と「QUICPay」のどちらも使えるようになるのが、QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)です。
1枚で2つの機能なので、利便性は高いですね。
※ちなみに、モバイルnanacoではQUICPay機能を追加することはできません。
※nanacoを退会している場合、または1度QUICPay(nanaco)の利用を中止したnanacoカードでは申込み不可
QUICPay(クイックペイ)とnanaco(ナナコ)の違い
そんな疑問も当然あると思うので、まずはQUICPay(クイックペイ)とnanaco(ナナコ)の違いを確認してみます。
QUICPay(クイックペイ) | nanaco(ナナコ) | |
支払い | ポストペイ型(後払い) | プリペイド型(前払い) |
ポイント還元率 | クレジットカードによる | 0.5%※(+クレジットカードチャージ分) |
利用可能店舗 | QUICPay加盟店 | nanaco加盟店 |
※原則、200円(税抜)につき1 nanacoポイント付与です。ショップによって200円(税込)につき1 nanacoポイント付与の場合もあるので、便宜上0.5%と記載しています。
①QUICPay(クイックペイ)とnanaco(ナナコ)の大きな違いは、ポストペイ型かプリペイド型かという点です。
プリペイド型(前払い)のnanaco(ナナコ)は、事前にチャージしていないと利用することができません。これは案外面倒です。
一方QUICPay(クイックペイ)はポストペイ型(後払い)なので、事前にチャージが必要ありません。レジで残高が足りないと慌てることもありません。
②ポイント付与に関しては、利用しているクレジットカードによります。
QUICPay(クイックペイ)の利用ではほとんどのクレジットカードでポイント付与されます。
nanaco(ナナコ)の場合、nanacoの利用で0.5%のポイント還元率があり、+nanacoへのクレジットチャージによるポイントが付与されますが、nanacoチャージでポイント付与されるクレジットカードが少ないため、どのクレジットカードを利用するかにより異なります。
(※2020年3月12日~nanacoカードやおサイフケータイへのクレジットチャージに新規登録できるクレジットカードはセブンカードのみとなりました。)
※2021年10月21日~、iPhoneでnanacoが利用できるようになり、ウォレットアプリを使えば、セブンカード・プラス、セブンカード以外のクレジットカードも利用できます!
③利用可能店舗は、QUICPay加盟店のほうが多いので、QUICPayのほうが使いやすいです。
いずれにしろ、nanacoカードを持っているなら、QUICPay(クイックペイ)機能を追加してQUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)にしておいた方が便利なことは間違いありません。
QUICPay(nanaco)と紐付けできるおすすめクレジットカード
nanacoカードにQUICPay機能を追加すると、QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)になるわけですが、どんなクレジットカードでも可能なわけではありません。
通常のQUICPayが利用できるカードよりもさらに連携できるクレジットカードは少なく、以下になります。
・セブンカード
・セディナ
※家族カードでは申し込めません。
※ちなみに、nanacoチャージ用とnanacoカードに紐付けするQUICPayのクレジットカードは同じである必要はありません。
連携できるクレジットカードの中で、特におすすめのクレジットカードは以下になります。
39歳以下の方におすすめのJCBカードは「JCBカードW」。
「JCB カード W」 | |
おすすめポイント | ✔ポイントいつも2倍 ✔年会費無料 ✔39歳までに申し込みすると、その後も年会費無料で継続利用可能 |
申し込み資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。 |
年会費 | 無料 |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
詳細 |
40歳以上の方には年会費はかかりますが特典が充実している「JCB ゴールド」がおすすめです。
「JCB ゴールド」 | |
おすすめポイント | ✔空港ラウンジが無料で利用できる ✔「JCB ゴールド ザ・プレミア」のインビテーション(招待)がくることも ✔スターバックスカードへのチャージでポイント20倍 |
申し込み資格 | 原則として20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。 (学生不可) |
年会費 | 11000円 ・初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ) |
家族カード | 1名無料、2人目より1名につき1100円(本会員の年会費が無料の場合、家族会員も無料) |
ETCカード | 年会費無料 |
JCBスマートフォン保険 | 最高5万円(利用付帯) |
詳細 |
もう一つは「セブンカード・プラス」です。
「セブンカード・プラス」 | |
おすすめポイント | ✔年会費無料 ✔nanacoへのクレジットチャージで0.5%還元率。オートチャージも可能 ✔7&iグループなどでポイントアップ! |
申し込み資格 | 原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方18歳以上で学生の方 |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
海外旅行傷害保険 | ー |
国内旅行傷害保険 | ー |
Apple Pay・Google Pay | Apple Pay(アップルペイ)に登録してQUICPayクイックペイとして利用可能 |
詳細 公式サイト |
nanacoへのクレジットチャージでポイント付与という点では「セブンカード・プラス」がおすすめです。
が、管理人おすすめNo1は、39歳以下の方なら「JCBカードW」です。持っていて損のないクレジットカードです。JCBという国内では誰もが知るブランドで、しかも年会費無料で1%還元率。40歳以上になってもそのまま継続できるので切替の必要もなし。とにかくおすすめの一言です。
「JCB ゴールド」も「JCB ゴールド ザ・プレミア」という超絶お得なカードへ通ずる素敵なクレジットカードです。40歳以上の方にはぜひおすすめしたゴールドカードです。
QUICPay(クイックペイ)・nanaco(ナナコ)・クレジットカード、どれがお得?
セブンイレブンで利用する場合
セブンイレブンで利用する場合、どの支払い方法がお得になるでしょうか。
セブンイレブンでQUICPay(nanaco)で支払った場合、nanacoの支払いと同じく、nanacoポイントが付与されます。0.5%
QUICPay(nanaco) | nanaco(ナナコ) | |
還元率 | QUICPayに紐付いているクレジットカードのポイント + nanacoポイント0.5% | nanacoチャージ用のクレジットカードのポイント + nanacoポイント0.5% |
QUICPayに紐付いているクレジットカードとnanacoチャージ用のクレジットカードによってどちらがお得になるか変わってきます。
例えばQUICPayに紐付いているクレジットカードがJCBオリジナルシリーズでポイントアップする場合などは、明らかにQUICPay(nanaco)で支払ったほうがお得になります。
「JCBカードW」の場合は、
・パートナーショップで2%
・nanacoポイント0.5%
→合計2.5%
の還元率になり、明らかにお得です。
※ちなみに、QUICPay(nanaco)で支払ってポイント2重取りできるのはセブンイレブンで利用した時のみです。
nanacoポイントは翌月5日の6:00AM以降にセブンイレブン、セブン銀行ATMなど所定の場所でnanacoカードの残高確認またはチャージをして受け取る必要があります。
イトーヨーカドーで利用する場合
イトーヨーカドーで利用する場合、どの支払い方法がお得になるでしょうか。
イトーヨーカドーではQUICPay(nanaco)で支払った場合、セブンイレブンのようなnanacoポイントはありません。
QUICPay(nanaco) | nanaco(ナナコ) | |
還元率 | QUICPayに紐付いているクレジットカードのポイント | nanacoチャージ用のクレジットカードのポイント + nanacoポイント0.5% |
QUICPayに紐付いているクレジットカード、nanacoチャージ用のクレジットカードによってどちらがお得になるか変わってきます。
QUICPay加盟店で利用する場合
QUICPay加盟店で利用する場合、どの支払い方法がお得になるでしょうか。
まず、nanacoは利用できません。
nanacoは利用できないので、クレジットカードと比較します。
QUICPay(nanaco) | クレジットカード | |
還元率 | QUICPayに紐付いているクレジットカードのポイント | クレジットカードのポイント |
QUICPayに紐付いているクレジットカードよりも還元率の高いクレジットカードで利用する場合のみ、クレジットカードのほうが有利になります。
この場合、「JCB カード W」の1%還元率を超える「リクルートカード」(1.2%還元率)や、Suica支払いが出来る場合は、Suicaチャージで1.5%還元率可能な「エポスゴールドカード」「ビックカメラSuicaカード」がお得になります。
まとめ
QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)、セブンイレブンをよく利用するならおすすめのツールです。
特にQUICPayに紐付いているクレジットカードとnanacoチャージ用のクレジットカードに何を利用しているかによって大きく変わってきます。
nanacoチャージ用のクレジットカードは新規登録がセブンカードのみになったので、nanacoにこだわらず、QUICPay(nanaco)(クイックペイ ナナコ)をチェックしてみるのもありですよ。
※2021年10月21日~、iPhoneでnanacoが利用できるようになりました。ウォレットアプリを使えば、セブンカード・プラス、セブンカード以外のクレジットカードも利用できます!
iPhoneユーザーならApple Pay・nanacoがおすすめです。