「JCB ゴールド ザ・プレミア」はいろいろ特典がついてプラチナ級のお得なカードですが、プラチナカードではありません。
JCBのプラチナカードには「JCB プラチナ」というものがあります。
今回の記事では、「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCBプラチナ」のどちらを持ったほうがよいのか、検証してみました。
【2024年最新版】
もくじ
「JCB ゴールド ザ・プレミア」とはどんなクレジットカード?
まずは「JCB ゴールド ザ・プレミア」について簡単に検証します。
気になるところは年会費と特典でしょう。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」はベースが「JCB ゴールド」になります。
年会費 | 「JCB ゴールド」11000円(税込) ・初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ) 「JCB ゴールド ザ・プレミア」5500円(税込)(年間100万円(税込)以上のショッピング利用で無料) |
ポイントの有効期限 | 5年間 |
家族カード | 「JCB ゴールド」1名無料、2人目より1名につき1100円(税込) 「JCB ゴールド ザ・プレミア」1枚目無料、2枚目以降1100円(税込) |
年会費は「JCB ゴールド」+「JCB ゴールド ザ・プレミア」分が、かかります。
ただし、年間100万円(税込)以上のショッピング利用で「JCB ゴールド ザ・プレミア」の年会費5,500円(税込)が無料になります。
つまり毎年100万円(税込)以上のショッピング利用で、「JCB ゴールド」の年会費だけで「JCB ゴールド ザ・プレミア」を持てるという、大盤振る舞いです。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」の主な特典
プライオリティパス
プライオリティパスは世界600都市に1400か所以上ある空港VIPラウンジが利用できるサービスです。
会員ランクは3種類あり、ランクによって年会費、利用料金が異なります。
会員ランク | 年会費 | 利用料金 | |
会員 | 同伴者 | ||
スタンダード | 99ドル | 35ドル | 35ドル |
スタンダード・プラス | 329ドル | 10回無料 それ以降35ドル | 35ドル |
プレステージ | 469ドル | 無料 | 35ドル |
「JCB ゴールド ザ・プレミア」の場合、プレステージのプライオリティパスが無料で付いてきて、世界中の空港でVIPラウンジが利用できるようになります。
サービスの利用には、事前に「プライオリティパス」への登録が必要です。本会員のみサービス対象となります。
同伴者は、1回につき1名2200円(税込)が必要です。
JCBラウンジ京都
京都駅ビル内に、「JCB ゴールド ザ・プレミア」会員が利用できる「JCB Lounge 京都」があります。
京都観光はいろいろ回って疲れることが多いので、京都駅に無料で利用できるラウンジがあると非常に便利です。
同伴者1名まで無料で利用できます。
JCBスターメンバーズ
JCBスターメンバーズが適用されるので、年間利用額によってポイントがアップします。
集計期間中の利用合計金額(税込) | メンバーランク名称 | ポイント |
300万円以上 | ロイヤルαPLUS | 2.0倍 ※2024年1月分まで1.7倍 |
100万円以上 | スターαPLUS | 1.6倍 |
50万円以上 | スターβPLUS | 1.3倍 |
30万円以上 | スターePLUS | 1.2倍 |
集計期間は12/16~翌年12/15の1年間、適用はその次の年の2月~翌年1月までになります。
例)
集計期間:2018年12月16日~2019年12月15日利用分
適用期間:2020年2月~2021年1月支払い分
以上をまとめると「JCB ゴールド ザ・プレミア」は
・年会費=11000円(税込)と条件達成次第で+5500円(税込)かかるかどうか
・特典:プライオリティパス、JCBラウンジ京都等
となります。
「JCBプラチナ」は?
一方「JCB プラチナ」について簡単に検証します。
まず気になるところは年会費と特典です。
年会費 | 27500円(税込) |
ポイントの有効期限 | 5年間 |
家族カード | 1名無料、2人目より1名につき3300円(税込) |
年会費は11000円(税込)(年100万円以内のカード利用なら+5500円(税込))→大幅UPで27500円(税込)です。
「JCB プラチナ」の主な特典
プラチナ・コンシェルジュデスク
24時間・365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」を利用することができます。旅の手配・予約、ゴルフ場の案内、その他さまざまな相談を可能な限り受けてもらえます。
これは「JCB ゴールド ザ・プレミア」にはない特典です。
グルメ・ベネフィット
「グルメ・ベネフィット」は国内の厳選したレストランの所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料となるサービスです。
これも「JCB ゴールド ザ・プレミア」にはない特典です。
USJのラウンジが利用可能
「JCBプラチナ」は、(USJ)ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにあるJCBラウンジを利用することができます。
USJの「ザ・フライング・ダイナソー」の施設内に設置されていて、優先搭乗やドリンクサービスを受けることができます。
利用する場合は、事前に予約が必要です。
ラウンジの利用は、本会員、家族会員あわせて年1回(4月~翌年3月末まで)、1回につき4名(乳幼児含む)まで利用できます。
プライオリティパス
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
JCBラウンジ京都
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
JCBスターメンバーズ
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
以上をまとめると「JCB ゴールド ザ・プレミア」は
・年会費=27500円(税込)
・コンシェルジュサービス、グルメ・ベネフィット、USJラウンジ、プライオリティパス、JCBラウンジ京都、等
となります。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」の比較
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」について、主だった点を比較してみました。
JCB ゴールド ザ・プレミア | JCB プラチナ | |
入会方法 | 招待制 | 自己申込制 |
年会費 | 11000円(税込) (年100万円未満の場合+5500円(税込)) | 27500円(税込) |
家族カード | 1名目無料、2枚目以降1100円(税込) | 1名無料、2人目より1名につき3300円(税込) |
ポイント有効期限 | 5年 | 5年 |
プラチナ・コンシェルジュデスク | × | ○ |
グルメ・ベネフィット | × | ○ |
USJのJCBラウンジ利用 | × | ○ |
プライオリティパス | ○(本会員のみ) | ○(本会員のみ) |
JCBラウンジ京都 | ○ | ○ |
JCBスターメンバーズ | ○ | ○ |
年会費が大きく異なる分、コンシェルジュデスク、グルメ・ベネフィット、USJのJCBラウンジ利用に差がついています。
もう一点は、「JCB ゴールド ザ・プレミア」は招待制で、自分で思った時に申し込めない点が違います。
まとめ
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」のどちらがよいか。
コストパフォーマンスで考えるなら「JCB ゴールド ザ・プレミア」でしょう。実質年会費11000円(税込)でプライオリティパスが付く点は見逃せません。
ただし「JCB ゴールド ザ・プレミア」は招待制です。2年連続、年額100万以上のカード利用が必要です。その分、インビテーションが来た場合は、抜群にお得になりますが・・・。
一方、「JCB プラチナ」には、コンシェルジュデスク、グルメ・ベネフィットが付きます。年会費は高めですが、真剣に「JCB ザ・クラス」を狙うなら、「JCB プラチナ」からのほうが近いでしょう。
コスパを選択するか、より充実した特典・「JCB ザ・クラス」への道を狙うか、それぞれのライフスタイルにあったカードを選択することをおすすめします。