iOS版(ApplePay版)モバイルPASMOの注意点~ モバイルSuicaとの共存,オートチャージ,移行~

2020年10月7日、iPhoneユーザー待望のiOS版モバイルPASMOのサービスが開始されました。サイトを除いてみると注意点がいくつかあるようなので、改めてまとめてみました。

モバイルPASMOはこれまでのPASMOカードと比較して使いやすく、用途が広がることが予想されます。新サービススムーズに利用できるようにするためにも、詳細情報にはきちんと目を通しておくことが重要です。

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iOS14以降、iPhone8以降に対応

Apple Pay版モバイルPASMOはiOS14以降、iPhone8以降の端末に対応しています。

残念ながらiPhone7は対象端末からはずれてしまいました。

モバイルSuicaとの共存が可能

Android版モバイルPASMOはモバイルSuicaとの共存がほぼ不可能でしたが、Apple Pay版モバイルPASMOはモバイルSuicaとの共存が可能です。

モバイルPASMOはクレカによる都度チャージが可能

PASMOカードはオートチャージに対応しているクレジットカードでなければ都度(つど)チャージはできませんが、モバイルPASMOはオートチャージに対応していないクレジットカードであっても、クレジットチャージは可能です。

使えるクレジットカードは次の通り。

 モバイルPASMOアプリApplePay(Wallet)
VISA×
Mastercard
JCB
AmericanExpress

ApplePayはもともと、「VISAカードを登録しても実店舗でしか使えない」という制約があるため、オンライン決済に該当する「モバイルPASMOへのチャージ」には利用できません。VISAカードでチャージをしたい場合はモバイルPASMOアプリのほうに登録します。

なお、本人認証(3Dセキュア認証)に対応したクレジットカードでなければ利用できません。

モバイルPASMOのクレジットカードによる都度チャージの方法

まずクレジットカードを登録しておきます。
◆アカウント設定→クレジットカード情報→必要情報入力

※本人認証(3Dセキュア認証)に対応したクレジットカードでなければ登録不可
※クレジットカードは2枚まで登録可能

チャージする場合は、
◆PASMOアプリ起動
入金(チャージ)をタップ
金額変更をタップ
→希望の金額を選択
→登録してある任意のクレジットカードを選択
→金額を確認し入金(チャージ)をタップ
→チャージした金額が反映

⇒公式サイト

iPhoneに取り込めないPASMOカードがある

Android版の場合も制約はありましたが、どのPASMOカードでもiPhoneやApple Watchに取り込めるわけではないので注意が必要です。

公式サイトによれば次のような制約があります。

【iPhoneやApple Watchに移行(取り込み)できないPASMOカード】
・ 一体型PASMO(クレジットカードとPASMOが1枚となったカードなど)
・ 小児用PASMO
・ 高校生以下の通学定期券が付加されたPASMO定期券
・ Apple PayのPASMOで定期券を発売する事業者以外の事業者が発行したPASMO定期券
上記のほか、一部の定期券については、iPhoneやApple Watchに移行できないものがあります
・ 企画券、乗車証が付加されたPASMO

一体型クレカはモバイルPASMOのオートチャージ不可

公式サイトによると、モバイルPASMOでオートチャージサービスの申し込みをする際に、一体型PASMOのクレジット機能は利用できない、とのことです。

PASMOのオートチャージはPASMO1枚に対してクレジットカード1枚が紐付けられる、つまり1対1の関係、ということですね。これは多くの人が予想できていたことだと思います。

モバイルPASMOのオートチャージに使えない、PASMO一体型のクレジットカードには次のようなものがあります。

  • 京王パスポートPASMOカード VISA
  • TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード
  • 東京スカイツリーⓇ東武カードPASMO
  • ANA To Me CARD PASMO JCB (ソラチカカード)
  • To Me CARD Prime PASMO
  • To Me CARD PASMO ゴールド

上記のカードは付帯したPASMOとの紐付けがすでにあるため、モバイルPASMOへのチャージに利用することはできません。

オートチャージが可能なクレカのラインナップ

PASMO オートチャージ サービスの対象になりうるクレジットカードのラインナップがこちら。

  • 小田急ポイントクレジットカード
  • 京王パスポートカード
  • 京急プレミアポイント ゴールド/シルバー
  • 京成カード
  • SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン
  • 相鉄カード
  • 東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB など)
  • 東武カード
  • Tokyo Metro To Me CARD
  • 横浜交通hama-eco card

PASMOにオートチャージできるクレジットカードのポイント還元率は次の通りです。ただし、その全てがモバイルPASMOの際にも適用されるのかは不明です。

クレジットカードチャージ還元率オートチャージ
TOKYU CARD ClubQ JMB1.0%
小田急OPクレジットカード0.5%
京急プレミアポイント ゴールド/シルバー0.5%
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン0.5%
Tokyo Metro To Me CARD0.5%
京王パスポートPASMOカードVISA0.5%
京成カード0.5%
相鉄カード0.5%
東武カード0.5%
横浜交通hama-eco card0.5%

PASMOとクレジットカードの関係については以下の記事で詳しく紹介しています。

オートチャージ非対応でもおすすめのクレジットカード

モバイルPASMOのオートチャージには非対応ですが、チャージによるポイント付与率が高いおすすめのクレジットカードは次のようなものが挙げられます。

クレジットカード年会費(税抜)還元率
エポスゴールドカード※無料1.5%~
JQ CARD エポスゴールド無料1.5%~
リクルートカード (VISA / Mastercard)無料1.2%
リーダーズカード2,500円
年30万利用で無料
1.0%
Yahoo! JAPANカード無料1.0%
オリコカードザポイント無料1.0%
大丸松坂屋お得意様ゴールドカード3,000円1.0%
エポスカード無料0.5%~
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード20,000円0.5%~
MUJIカード無料0.5%
セディナカード無料0.5%
イオンカード無料0.5%
シネマイレージカードセゾン無料0.5%
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメックス無料0.5%
クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン無料0.5%
JQ CARDセゾン無料0.5%
セゾンカードインターナショナル無料0.5%

※エポスゴールドカードの場合は選べるポイントアップショップに選択した場合

オートチャージが利用可能になるには3週間かかる

オートチャージサービスへの申し込みはモバイルPASMOアプリ内で行います。申込みから約3週間で審査結果がメールで通知され、その後オートチャージ設定を実行することでオートチャージが可能になります。

申し込んですぐに使えるわけではないので注意しましょう。

また、申し込みで不備があった場合、不承認の通知が届く場合もあります。その場合は不備を訂正して登録のやり直しとなります。

⇒オートチャージに関するサポートページ

すでにオートチャージに利用しているカードは登録できない

前述したように、PASMOのオートチャージはPASMOとクレカが1対1の関係なので、すでにPASMOカードのオートチャージに使われているクレジットカードはモバイルPASMOのオートチャージには設定できません。

PASMOカードとの紐付けを解約してから改めてモバイルPASMOとの紐付けを申し込む必要があります。

通学用定期券購入には通学証明書を郵送

モバイルPASMOであっても、通学定期券を購入するには通学証明書を郵送する必要がありるようです。

エクスプレスカードをPASMOに切り替える必要も

iPhoneのWalletではエクスプレスカードの切り替え設定ができるので、認証なしでモバイルPASMOを使いたい場合はPASMOが優先されるようにエクスプレスカード設定をする必要があることも。

特にモバイルSuicaがインストールされているiPhoneでは、エクスプレスカード設定を変更しないと改札機でSuicaが反応してしまうため、注意が必要です。

⇒PASMOをTouch ID / Face IDなしで利用する(公式)

おわりに

こうしてモバイルPASMOはめでたくApplePayに対応しましたが、最初のうちはいろいろと問題点が出てくるのではないかと思われます。

Android版と違って、全対応機種でモバイルSuicaとの共存が可能なのはうれしい限りですが、モバイルSuicaとモバイルPASMOを両方使いたい人はエクスプレスカードの切り替えや、TouchID認証等で手間取るかもしれません。

iPhone7が切り捨てられたのは残念ですが、圧倒的シェアを持つiPhoneでモバイルPASMOが使えるようになったことは、PASMOの普及に大きな影響を与えると思われます。

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