「JCB ゴールド ザ・プレミア」はいろいろ特典がついてプラチナ級のお得なカードですが、プラチナカードではありません。
JCBのプラチナカードには「JCB プラチナ」というものがあります。
今回の記事では、「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCBプラチナ」のどちらを持ったほうがよいのか、検証してみました。
【2021年最新版】
「JCB ゴールド ザ・プレミア」とはどんなクレジットカード?
まずは「JCB ゴールド ザ・プレミア」について簡単に検証します。
気になるところは年会費と特典でしょう。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」はベースが「JCB ゴールド」になります。
年会費 | 「JCB ゴールド」10000円+税 ・初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ) 「JCB ゴールド ザ・プレミア」5000円+税(年間100万円(税込)以上のショッピング利用で無料) |
ポイントの有効期限 | 5年間 |
家族カード | 「JCB ゴールド」1名無料、2人目より1名につき1000円(税別) 「JCB ゴールド ザ・プレミア」1枚目無料、2枚目以降1000円+税 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内航空傷害保険 | 最高5000万円(自動付帯) |
年会費は「JCB ゴールド」+「JCB ゴールド ザ・プレミア」分が、かかります。
ただし、年間100万円(税込)以上のショッピング利用で「JCB ゴールド ザ・プレミア」の年会費5,000円(税別)が無料になります。
つまり毎年100万円(税込)以上のショッピング利用で、「JCB ゴールド」の年会費だけで「JCB ゴールド ザ・プレミア」を持てるという、大盤振る舞いです。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」の主な特典
プライオリティパス
プライオリティパスは世界500都市に1100か所以上ある空港VIPラウンジが利用できるサービスです。
会員ランクは3種類あり、ランクによって年会費、利用料金が異なります。
会員ランク | 年会費 | 利用料金 | |
会員 | 同伴者 | ||
スタンダード | 99ドル | 32ドル | 32ドル |
スタンダード・プラス | 299ドル | 10回無料 それ以降32ドル | 32ドル |
プレステージ | 429ドル | 無料 | 32ドル |
「JCB ゴールド ザ・プレミア」の場合、プレステージのプライオリティパスが無料で付いてきて、世界中の空港でVIPラウンジが利用できるようになります。
サービスの利用には、事前に「プライオリティパス」への登録が必要です。本会員のみサービス対象となります。
同伴者は、1回につき1名2000円+税が必要です。
JCBラウンジ京都
京都駅ビル内に、「JCB ゴールド ザ・プレミア」会員が利用できる「JCB Lounge 京都」があります。
京都観光はいろいろ回って疲れることが多いので、京都駅に無料で利用できるラウンジがあると非常に便利です。
同伴者1名まで無料で利用できます。
ダイニング30
全国の対象店舗にて、事前に予約、専用クーポンを提示のうえ、「JCB ゴールド ザ・プレミア」で支払うと、利用合計金額またはコース代金から30%引きになります。
利用できるコースが決まっているのわけではないので、非常に便利です。
JCBスターメンバーズ
JCBスターメンバーズが適用されるので、年間利用額によってポイントがアップします。
集計期間中の利用合計金額(税込) | メンバーランク名称 | ボーナス |
300万円以上 | ロイヤルαPLUS | 70% |
100万円以上 | スターαPLUS | 60% |
50万円以上 | スターβPLUS | 30% |
30万円以上 | スターePLUS | 20% |
集計期間は12/16~翌年12/15の1年間、適用はその次の年の2月~翌年1月までになります。
例)
集計期間:2018年12月16日2019年12月15日利用分
適用期間:2020年2月~2021年1月支払い分
以上をまとめると「JCB ゴールド ザ・プレミア」は
・年会費=10000円(税抜)と条件達成次第で+5000円(税別)かかるかどうか
・特典:プライオリティパス、JCBラウンジ京都、ダイニング30、JCBスターメンバーズ等
となります。
「JCBプラチナ」は?
一方「JCB プラチナ」について簡単に検証します。
まず気になるところは年会費と特典です。
年会費 | 25000円+税 |
ポイントの有効期限 | 5年間 |
家族カード | 1名無料、2人目より1名につき3000円+税 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
年会費は10000円+税(年100万円以内のカード利用なら+5000円(税別))→大幅UPで25000円+税です。
その分旅行保険は充実しました。
「JCB プラチナ」の主な特典
プラチナ・コンシェルジュデスク
24時間・365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」を利用することができます。旅の手配・予約、ゴルフ場の案内、その他さまざまな相談を可能な限り受けてもらえます。
これは「JCB ゴールド ザ・プレミア」にはない特典です。
グルメ・ベネフィット
「グルメ・ベネフィット」は国内の厳選したレストランの所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料となるサービスです。(期間限定優待サービス)
これも「JCB ゴールド ザ・プレミア」にはない特典です。
USJのラウンジが利用可能
「JCB」のUSJのラウンジは、ザ・フライング・ダイナソーにあり、ドリンクが飲めたり、優先搭乗ができます。
利用は年1回、招待券1枚で4名まで利用可能です。
使いたいときは、事前にメンバーズデスクに電話して、ラウンジの招待券を送ってもらいます。送られきたら電話で予約をするという流れになります。
プライオリティパス
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
JCBラウンジ京都
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
ダイニング30
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
JCBスターメンバーズ
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と同様です。
以上をまとめると「JCB ゴールド ザ・プレミア」は
・年会費=25000円(税抜)
・特典:海外旅行傷害保険が自動付帯、コンシェルジュサービス、グルメ・ベネフィット、USJラウンジ、プライオリティパス、JCBラウンジ京都、ダイニング30、JCBスターメンバーズ等
となります。
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」の比較
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」について、主だった点を比較してみました。
JCB ゴールド ザ・プレミア | JCB プラチナ | |
入会方法 | 招待制 | 自己申込制 |
年会費 | 10000円+税 (年100万円未満の場合+5000円(税別)) | 25000円+税 |
家族カード | 1名目無料、2枚目以降1000円+税 | 1名無料、2人目より1名につき3000円+税 |
ポイント有効期限 | 5年 | 5年 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5000万円(自動付帯) | 最高1億円(自動付帯) |
プラチナ・コンシェルジュデスク | × | ○ |
グルメ・ベネフィット | × | ○ |
USJのJCBラウンジ利用 | × | ○ |
プライオリティパス | ○(本会員のみ) | ○(本会員のみ) |
JCBラウンジ京都 | ○ | ○ |
ダイニング30 | ○ | ○ |
JCBスターメンバーズ | ○(最高+70%) | ○(最高+70%) |
年会費が大きく異なる分、旅行保険、コンシェルジュデスク、グルメ・ベネフィット、USJのJCBラウンジ利用に差がついています。
もう一点は、「JCB ゴールド ザ・プレミア」は招待制で、自分で思った時に申し込めない点が違います。
まとめ
「JCB ゴールド ザ・プレミア」と「JCB プラチナ」のどちらがよいか。
コストパフォーマンスで考えるなら「JCB ゴールド ザ・プレミア」でしょう。実質年会費10000円+税でプライオリティパスが付く点は見逃せません。
ただし「JCB ゴールド ザ・プレミア」は招待制です。2年連続、年額100万以上のカード利用が必要です。その分、インビテーションが来た場合は、抜群にお得になりますが・・・。
一方、「JCB プラチナ」には、コンシェルジュデスク、グルメ・ベネフィットが付きます。年会費は高めですが、真剣に「JCB ザ・クラス」を狙うなら、「JCB プラチナ」からのほうが近いでしょう。
コスパを選択するか、より充実した特典・「JCB ザ・クラス」への道を狙うか、それぞれのライフスタイルにあったカードを選択することをおすすめします。