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【全国】Suicaが使えなくても全然OK!PayPayやタッチ決済を導入したキャッシュレスな鉄道・バスが急増中

全国には50以上のローカル鉄道があります。地方私鉄の多くは経営規模が小さいためにSuica等の交通系ICカードの導入に踏み切れません。自動改札の機械を導入するにもかなりの費用がかかるので、特に利用者の少ない路線ではSuica等の導入は難しいとされています。

そこで登場したのがQR決済やタッチ決済。乗車賃の支払いにPayPayやクレジットカードのタッチ決済を採用する路線が増えています。本記事ではキャッシュレスに利用できる交通機関を紹介していきたいと思います。

体験!

鹿児島市電でアメックスのタッチ決済を利用してみました!

鹿児島に旅行する機会があり、市内での移動に鹿児島市電(路面電車)を何回か利用しました。

初めて利用するので、あらかじめホテルのコンシェルジュの方に乗り方を聞きました。SuicaやPASMOなどは使えないかわりにクレジットカードのタッチ決済が使えることと、2人分まとめて支払えることを教わったのでとても助かりました。

レトロな感じがかわいい鹿児島市電はおおむね7分ごとに運行している市内交通の要で、どこまで乗っても一律170円というシンプルな交通機関です。

車両が細くて車内が狭いので混雑時はなかなか大変でした。乗ったら早々に前方へ移動してしまった方がラクみたいです。

初めて利用した時は乗車の際には何もせず、降車の時に運転手さんに「2人分でお願いします」と言ってクレカを読み取り機にタッチしたのですがエラー音。運転手さんが追加操作をしてもう一度タッチしたら決済ができました。どうやら乗車時に入り口横にある読み取り機にタッチしておかなければならなかったようです。

次からは入り口でカードをタッチしておくようにしたので、下りる時の支払いも「2人分で」と声をかけたあとワンタッチで済むようになりました。

クレジットカードのタッチ決済で市電に乗れるのは思っていた以上に快適!2人分を一度に支払えるのもナイスでした。

タッチ決済に対応したクレジットカードをスマホに登録しておけば、スマホをタッチするだけで運賃の支払いができます。いちいちクレカを出すのは少し抵抗があったので、次に機会があったらスマホタッチで乗りたいと思いました。

以下、PayPayやタッチ決済などのキャッシュレス決済を採用している交通機関の紹介です。

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長良川鉄道(岐阜)

岐阜県の美濃太田~北濃間を走る長良川鉄道越美南線(ながらがわてつどう えつみなんせん)では、2019年7月から車内での運賃支払いにPayPayを、2022年6月にはVisaのタッチ決済をそれぞれ導入しています。

⇒PayPay使えます(公式)

車両に掲示してあるポスターからQRコードを読み取り、金額を自分で入力して車掌に見せ、その場で支払いをします。窓口での取り扱いはありません。

また2022年より導入されたVISAのタッチ決済はSuica等の交通系ICカードのようにかざすだけで支払いが完了するスピーディーな決済方法。2024年現在はさらに進化した「Q-move」という決済サービスに移行しており、長良川鉄道ではVISA・AMEX・DinersClub・Mastercard・Discover・UnionPayのタッチ決済が利用できるようになっています。

⇒VISAタッチが使えるように・・・(公式)

⇒Q-move(公式)

⇒長良川鉄道(公式)

上信電鉄(群馬) PayPay終了

群馬県の高崎~下仁田間を結ぶ上信電鉄上信線では、2020年6月30日までの予定でPayPayの試験導入を行っていました。駅窓口で販売する切符のほか、グッズ類もPayPayによる購入が可能です。

2024年現在、上信電鉄で使えるキャッシュレス決済方法は群馬県が進めているMaaS系の決済サービス「GunMaaS」となっています。(「上信電鉄1日フリー乗車券」の購入のみ)

MaaSは「Mobility as a Service」の略で、対象エリアのルート検索から予約・支払いまで一括してできるサービスです。

⇒「GunMaaS」公式案内

肥薩おれんじ鉄道(熊本ー鹿児島)

八代(熊本)~川内(鹿児島)を結ぶ肥薩おれんじ鉄道線では、一部の有人駅でスマホ決済サービス「PayPay」を導入しています。

導入駅は八代駅、日奈久温泉駅、佐敷駅、水俣駅、出水駅、阿久根駅、川内駅。いずれも窓口での取り扱いとなり、車内での決済はできません。

⇒公式案内

湘南モノレール(神奈川)

湘南モノレールでは2019年3月より、切符購入の決済方法としてPayPayが導入されました。

2024年現在、乗車券・回数券・1日フリーきっぷの支払いにはQRコード決済(PayPay、LINEpay、はまPayに紐づけされたかながわPay)が利用できるようになっています。(いずれも大船駅定期券販売窓口のみ対応)

2018年4月からはPASMOも導入しています。

⇒湘南モノレール~よくある質問(公式)

養老鉄道(岐阜)

岐阜県の桑名~揖斐間を結ぶ養老鉄道養老線で、有人駅の窓口での定期乗車券の購入にPayPayが使えます。取扱駅は揖斐駅・大垣駅・西大垣駅・養老駅・駒野駅・多度駅・下深谷駅。

⇒養老鉄道 お知らせ(公式)

ひたちなか海浜鉄道

茨城県の那珂湊駅窓口と勝田駅湊線ホーム窓口にて、PayPayを使って乗車券、定期券、回数券、フリー切符(記念切符も可)を購入することができます。

また、各種グッズの購入にもPayPayが使えます。

⇒那珂湊駅・勝田駅でのスマホ決済サービス「PayPay」導入

岳南電車

静岡県富士市内の吉原駅と岳南江尾駅を結ぶ岳南(がくなん)電車では、吉原駅の自動券売機でPayPay、LINE Pay、d払いなどが使えます。

⇒岳南電車公式HP

路線バスにもPayPay導入の動きが・・・

全国の路線バスでも、車内や窓口でのキャッシュレス決済導入の動きが見られるようになりました。

導入例は次の通りです。

十勝バス(帯広市)

降車時に運転手にスマホ画面の金額を見せてから支払い操作をし、支払い完了の画面を見せてから下車。(ユーザースキャン方式)

⇒公式サイト

北海道拓殖バス(帯広市)

帯広駅バスターミナルなどの窓口での決済。2020年中には車内での運用を予定。

⇒公式サイト

めぐりん(岡山市)

降車時に運転手にスマホ画面の金額を見せてから支払い操作をし、支払い完了の画面を見せてから下車。(ユーザースキャン方式)

⇒公式サイト

hoopバス(京都駅八条口⇔京大病院)

支払完了画面を運転手に見せて下車。(ユーザースキャン方式)

⇒公式サイト

新城市の市営バス(愛知県)

作手地内の市営バス守義線及びあしがる線にて運用。(ユーザースキャン方式)

⇒公式サイト

龍神自動車(和歌山)

市内線・熊野本宮線・高野中辺路線(聖地巡礼バス)などの路線の車内で実施。(ユーザースキャン方式)

⇒公式サイト

クレカのタッチ決済に対応した交通機関

冒頭で紹介した鹿児島市営や長良川鉄道のように、Q-move/クレジットカードのタッチ決済を導入するバスや電車などが増えてきています。

交通機関によってタッチ決済が使えるクレジットカードのブランド(VISA・AMEX・DinersClub・Mastercard・Discover・UnionPayなど)は異なりますが、Q-moveを導入していれば少なくともVISAタッチは使えるようになっています。

⇒Q-move(公式)

アプリ「QUICK RIDE」によるスムーズ決済

クレジットカードのタッチ決済やPayPay以外に、「QUICK RIDE」という決済サービスもあります。

事前にオンラインで決済し、乗車/降車時はスマホアプリのチケット画面を提示するだけでOK。

主にワンデーパスやフリー切符が対象ですが、全国で30ほどの交通会社のチケットを取り扱っているので、旅行先で利用する場合は選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

⇒QUICP RIDE(公式)

まとめ

以上、全国のローカル鉄道やバスのQR決済・タッチ決済の導入についてまとめてみました。

まだまだ探せばもっとある、これからもどんどん増えそうな予感の、ローカル線のQR決済。Suicaのようにスピーディーに乗れて、低コストで導入できるQR決済やタッチ決済はローカル線の必須のシステムになりつつあります。

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[この記事を書いた人] お財布レス.com:コタツ丸

いろいろなショップでお得に食べたり買い物することが目標ですが、いつも同じ店を利用するとは限りません。ということで、いざお店に行くときにパっと使えて、お財布レスで少しでもお得にできるように目指しています。Xアカウント:@kotatsumaruでも情報共有。

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