驚きの高額請求も!海外旅行中の事故や病気でどれくらいお金がかかるのか知ってる?

クレジットカードには海外旅行中に怪我をしたり病気になったりした時にかかる治療費・入院費などの諸費用を補償する保険を付帯しているものが少なくありません。

国内にいる場合と違って海外では、言葉や制度の違いもあって、ちょっとした怪我や病気でも不安になりますね。そうした時に海外旅行保険があるとわかっていれば、とても心強いのではないでしょうか。

でも実際の話、海外で事故や疾病に見舞われた場合にかかる費用って、どれくらいなのでしょうか。

怪我をして医者に看てもらったり、急病で入院したりした人は、いくら払っているのでしょうか。

経験がなく、イメージが沸かなかったので調べてみました。

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保険会社の事例から

多くの保険会社のサイトには、海外での事例が多数載っています。どの事例を見ても結構な費用がかかっていることがわかります。思っているよりも高額の費用がかかるようですね。

「ジェイアイ損害火災保険」の事故例から一部抜粋します。

国(地域)内容支払金
イギリス腹痛を訴え受診。急性虫垂炎と診断され13日間入院・手術。741万円
フランス美術館を見学中に転倒。大腿骨転子部骨折と診断され20日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。707万円
イタリアホテルのバスルームで滑って転倒し足を強打。脛骨・腓骨骨折と診断され11日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。578万円
スイスハイキング中に下り坂で転倒しヘリコプターで搬送。脛骨・腓骨骨折と診断され13日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。688万円
ドイツ朝食後に胸の痛みを訴え救急車で搬送。心筋梗塞と診断され5日間入院・手術。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。374万円
ハンガリーホテルのプールで足を捻り転倒し救急車で搬送。大腿骨遠位部骨折と診断され8日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。391万円
ロシア腹部の痛みと嘔吐し受診。腸閉塞と診断され22日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。750万円
クロアチアクルーズ中に足のふらつき、眩暈、嘔吐の症状で受診。脳梗塞と診断され17日間入院。看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。638万円
ハワイ横断歩道で車にはねられ救急車で搬送。骨盤骨折・仙骨骨折と診断され8日間入院。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。372万円
アメリカ車を運転中に対向車が衝突し救急車で搬送。脳震盪・頭部外傷と診断され4日間入院。家族が駆けつける。828万円
カナダオプショナルツアーで乗馬をしていたところ落馬し救急車で搬送。寛骨臼骨折と診断され13日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。827万円
メキシコ博物館で転倒し膝を強打。膝蓋骨骨折と診断され6日間入院・手術。309万円
中国胸の痛み、息苦しさを訴え受診。肺水腫と診断される。333万円
台湾バスの中で気分が悪くなり救急車で搬送。脳動脈瘤破裂と診断され35日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。697万円
シンガポール胸の痛みを訴え受診。肺気胸と診断され6日間入院・手術。320万円
マレーシア車両に同乗中、衝突事故により受傷し救急車で搬送。十二指腸完全破裂・肝臓、腎臓挫傷・後腹膜内血腫と診断され44日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。851万円
タイスピードボートに乗船中、波の衝撃で腰を強打し救急車で搬送。腰椎圧迫骨折と診断され7日間入院・手術。家族が駆けつける。672万円
インドネシアパラグライダーで着陸時に腰を強打し受診。腰椎圧迫骨折と診断され16日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。657万円
スリランカホテルで夕食中に嘔吐、下痢の症状で意識を失う。脳内出血と診断され17日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。563万円
ネパール登山中に頭痛・眩暈・下痢・嘔吐を訴え低地までヘリコプターで搬送。急性高山病・急性胃腸炎と診断され2日間入院。312万円
オーストラリアガソリンスタンドで段差を踏み外し転倒。足関節果部骨折と診断され現地病院からヘリコプターで設備が整った病院へ搬送され合計13日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。665万円
グアムグアム島一周のサイクリング中に下り坂で転倒。頸椎骨折と診断され10日間入院。医師・看護師が付き添い医療搬送。566万円

→ジェイアイ損害火災保険事故例(公式)

続いて、AIG損保の事例から。

国(地域)内容支払金
イタリア腹痛と発熱の症状で受診したところ、腹膜炎と診断され即入院となる。手術が必要となり、2週間程入院後、一時帰国を決める。帰国後10日程の継続通院で完治し、再度現地イタリアへ戻った。 
救援者費用として、飛行機代、現地交通費、ホテル代(2名分)がかかる。突然の航空券予約のため、正規料金で、また一般的な夏休みシーズンで、高額な座席しか残っておらず、飛行機代が高額になる。
71万円(治療費用)
180万円(救援者費用)
スイス/スペインユングフラフへ向かう登山電車の中で、右半身が動かなくなり、近くのクリニックで応急治療後、ヘリコプターで総合病院へ搬送され、脳梗塞と診断される。3日間の入院後、退院。旅行行程に復帰し、スペインに行くも、再発し病院に入院。20日間の入院治療後、付添医師とともに帰国し、日本の病院に入院。728万円(治療費用)
172万円(救援者費用)

→AIG損保「海外における事故例」(公式)

事故や疾病には治療費だけでなく救護・搬送費用も発生しますから、トータルで見ると500万円前後かかってしまうこともザラなのかもしれません。

クレジットカードの海外旅行保険を利用しようと思ったら、かなりな金額まで補償してくれるものを選ばないといけないかもしれませんね。

健康保険の利かない海外では、入院や手術となったら50万とか100万とかの金額では済まないということがわかり、管理人は愕然としました。

驚きの高額費用が発生する場合も

驚くのはまだ早い!さらに高額になってしまう場合もあるようです。とんでもない金額になったら、怪我や病気よりもさらに具合が悪くなってしまいそうです。

「ジェイアイ損害火災保険」のトラブルデータから抜粋すると、2016年度中に起きた驚きの高額医療費用事故トップ5がこちら。

No.国(地域)内容支払金
1カナダホームステイ先の居間で口から泡を吹いて倒れ救急車で搬送。脳炎と診断され19日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。3,890万円
2アメリカ体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。2,528万円
3サイパン飲酒後に転倒、後頭部を強打し救急車で搬送。頭部外傷・硬膜下血腫と診断され10日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。2,367万円
4アメリカレストランに並んでいたところ意識を失い救急車で搬送。心不全と診断され5日間入院・手術。家族が駆けつける。1,836万円
5オーストリア地下鉄のエスカレーターで服の裾を巻き込み転倒し救急車で搬送。頭部外傷・骨盤骨折と診断され24日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。1,582万円

→ジェイアイ損害火災保険トラブルデータ(公式)

楽しいはずの海外旅行なのに、運悪く事故や疾病に見舞われて、その結果ものすごい費用が発生してしまったら・・・。

なんだか、海外旅行に行くのを躊躇してしまいそうです。

高額の費用が必要になる事故や疾病は、それほど頻繁に起こるわけではないのでしょうけれど、それでも我が身に起こる可能性はゼロではないのです。

海外旅行保険って、大事なんですね。

クレジットカードの海外旅行保険は?

海外旅行保険でカードを選ぶとしたら、どのようなカードがいいのでしょうか。

海外旅行保険が手厚いと評判のクレジットカードには、「dカードGOLD」「アメックスゴールドカード」「au WALLETゴールドカード」などがあります。

dカードGOLD

dカードGOLD死亡・後遺障害傷害・疾病治療備考

5000万円
※本カードで決済している場合1億円まで

300万円家族は傷害・疾病とも50万円

dカードGOLDの年会費は10,000円で、ゴールドカードとしては格安です。

それにも関わらず死亡・後遺障害はクレジットカード業界トップクラス。カードで決済している場合には、最高1億円まで補償されるという太っ腹なカードです。

傷害・疾病治療も300万円まで補償。また会員の家族も50万円までは補償されるので、かなり安心です。

アメックスゴールドカード

アメックス
ゴールドカード
死亡・後遺障害傷害・疾病治療備考

5000万円
※本カードで決済している場合1億円まで

300万円家族は傷害・疾病とも200万円

アメックスゴールドカード(American Express Gold Card)は年会費が29,000円と、なかなかの金額です。が、その年会費だけのことはあって、傷害・疾病治療は300万円まで補償されます。しかも会員の家族も200万円までOKです。

au PAYゴールドカード

au PAYゴールドカード死亡・後遺障害傷害・疾病治療備考

5000万円

200万円

家族は対象外

au WALLETゴールドカードは年会費が10,000円で、ゴールドカードとしては格安です。格安である分、傷害・疾病治療は200万円と低めで、しかも家族は補償の対象外となります。

海外では盲腸で200万円かかると言われていますから、やはり傷害・疾病治療の補償金額は最低でも200~300万円は欲しいところですね。

もちろん死亡・後遺障害の補償も高いに越したことはありません。

注目点は死亡後遺障害ではない

クレジットカードの売り込みポイントとして声高にアピールされるのは死亡・後遺障害時に補償される金額の多さだったりします。

でも確率的に見て、海外旅行時に死亡・後遺障害が起こることはごく稀です。当然ながら死亡・後遺障害よりも、怪我をしたり急病になったりする確立の方が断然高いはずですね。

傷害・疾病治療補償がいくらまでなのか、それに注目してクレジットカードを選ぶことが重要なのです。

まとめ

海外に頻繁に出かける人とそうでない人とでは、海外旅行保険の必要性には大きな差があります。

ほとんど海外に行く必要性がない人の場合、海外旅行保険は無用の長物。いくら補償金額が高くてもまったく関係ない話です。

でも「海外に結構行きます」という人は、それが頻繁であればあるほどに、現地で事故に遭ったり急病にかかったり、持病が悪化したりする可能性が高まるわけです。

ですからそういう人の場合は海外旅行保険、とりわけ傷害・疾病治療補償はある程度高くないと心配です。

クレジットカードを選ぶ際には、そのあたりを比較条件とすることも重要なことだと思います。

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