マイナンバーカードが手に入ったので、マイキーID(アイディー)というものを発行してみました。
2020年2月の今は、マイキーIDを発行させても何かができるようになるわけではありません。でもマイナンバーカードをスマートフォン(iPhone、Android)で読み取って何かを設定する、という操作を体験しておくなら早いほうがいいと思いました。
ついでに言えば、何のシステムも間近になるとパンクしますから、今のうちにやっておけば動作が安定しているのではないかと・・・。
もくじ
マイキーID発行に必要な準備
マイキーIDの発行は「マイナポイント」アプリで行います。
2020年2月の時点では、スマホに必要なアプリは2つあります。
1つは「マイナポイント」という名称のアプリ。
もうひとつは「JPKI利用者ソフト」です。
どちらも無料です。
この2つをインストールしましょう。2020年2月時点では「マイナポイント」だけでは動作しません。「JPKI利用者ソフト」も入れてしまいましょう。エラーに悩まされずに済みます。
あとはマイキーIDを発行する際に個人があらかじめ決めてあるはずの4桁のパスワードが必要になります。「利用者照明用電子証明書暗証番号」というものです。
マイナンバーカードを申し込んだ際に、手書き用紙で保存してあると思います。
アプリを起動させてマイキーIDを発行
インストールも終え、暗証番号の準備もできたところで、マイキーIDの発行作業にかかります。
私がやってみた時は、「マイナポイント」アプリをインストールして起動していきなりメンテナンスの案内が表示されたので「まだ使えないのかな?」と思ってしまいました。
でも下へスクロールしていくと「マイナポイントご利用準備をスタート」というボタンがありました。
それでは早速、マイキーIDを発行してみます。
iPhoneの上方の下にマイナンバーカードを置き、「マイナポイントご利用準備をスタート」を押して、パスワード(4桁)を入力します。
うまくいけばすぐに振動が起こって、下の画面になります。
「発行」を押せば、表示されているマイキーIDがそのまま発行されて、無事完了です。
発行されたマイキーIDは、その場でメモを取るなり、画面上の「スクリーンショット保存」を押して画像データで残すなりして忘れないようにしましょう。
JPKI利用者ソフトがないとうまく動かない
最初、「JPKI利用者ソフト」なしで読み取りをしたのですが、いつまで待っても読み取らず、エラー画面になりました。
エラー[MKCZ405E]と言われても、利用者側にはわかりかねます。
まだ本番ではないので、端末の環境によっては単体では動かないのかもしれません。そのうちに「マイナポイント」アプリ単体でも読み取りができるようになるのでしょうか。
マイキーIDで何ができるか
マイナポイント制度が始まるときに、マイナポイントの対象に指定したいキャッシュレス決済システムと、今回発行したマイキーIDとを紐付けます。
総務省のサイトによれば、
とのことです。
マイナポイントについては、実際に始まるまでにいろいろと明らかになると思いますが、今の時点でマイキーIDを使ってできることには、次のようなこともあるようです。
マイキーIDで図書館を利用
たとえば豊島区の図書館では図書カードにマイキーIDを紐付けて使います。
豊島区はあくまでも一例で、地方自治体の図書館の多くがマイキーIDを使って本を借りることができるサービスを開始しています。
みなさんの地域でもすでに実施されている可能性が十分にあります。
通販サイト「めいぶつチョイス」の利用
株式会社トラストバンクが運営する「めいぶつチョイス」では、マイキーIDで通販が利用できます。
マイキーIDを発行すると、地方の自治体ポイントを入手することができるようになり、そのポイントで特産品などをお得に購入できるしくみです。
マイナンバーカード未発行の方は今がおすすめ
マイナポイントやマイキーIDといっても、マイナンバーカードがなければ始まりません。まだ発行していない人は、いずれ発行することになるのですから混雑が始まる前の今がチャンスです。
通知カードとともに届いた個人番号カード交付申請書が手元にまだある人は郵送による申請またはWEB申請が可能です。
とっくに紛失してしまったという人は役所の窓口に直接行って申し込むのが早いと思います。
いずれにしても申し込みをしてから手元に届くまでに数週間を要するものなので、早く発行手続きをしておくに越したことはありません。
マイナンバーカードがあると便利なことはいろいろ
マイナンバーカードがあると、市区町村が発行する証明書(住民票の写し、印鑑登録証明書等)を全国のコンビニエンスストア等のマルチコピー機から取得できるようになります。
私は本籍地と現在の居住地が遠く離れてしまっているので、コンビニ交付のシステムがあって本当に助かっています。
マイナンバーカードを使えば、各種行政手続きをオンラインで申請することもできます。
窓口に行っても、昔のように印鑑登録カードと住基カードを別々に出すことはしなくてすみます。
電子確定申告をしている人にとっては、これはもう必須です。マイナンバーカードがあるのとないのとでは手間の度合いが違います。
まとめ:今のうちにマイキーID発行まで済ませておこう
今後はマイナンバーの提示を必要とする機会が増えていくことが予想されます。マイナンバーカードを持っていれば何事もスムーズに行くことは間違いないでしょう。
マイナンバーカードを中心に物事が進んでいくのならば、抗っていても始まりません。早めに体験しておいて、直前に慌てることがないようにしたいものですね。