スマートフォンでSuicaを利用する場合、ApplePayとGooglePay、モバイルSuicaのどれが一番お得なのか悩むところです。
スマホ自体がiPhoneかAndroidかによって選択肢は絞られるのですが、これからどちらかを購入しようと考えている人は迷いますよね。
それぞれのお得度や利便性、注意点について比較してみました。2020年5月にスタートした楽天Pay+Suicaもあわせて紹介します。
ApplePay+Suica+JREポイントの組み合わせ
iPhone7以上の機種に対応したApple Pay版のモバイルSuica。年会費無料で、Apple Payに対応したクレジットカードやSuicaアプリに登録したクレジットカードからチャージすることができます。
ただし、クレジットカードからのチャージでポイントが付与される主なものはビックカメラSuicaカード、ビュー・スイカカード、REXカード、リクルートカード、エポスカードです。中でもSuicaチャージでポイントが3倍(還元率1.5%)になるビックカメラSuicaカードは一番のおすすめです。
また、オートチャージに対応しているのはビューカードだけ。他のクレジットカードではオートチャージ設定ができないので注意が必要です。
VISAブランドのクレジットカードの場合、Apple Pay WalletではSuicaのチャージができません。VISAブランドのクレジットカードでSuicaをチャージしたければ、JR東日本が提供している「Suica」アプリをインストールし、アプリ内でVISAカードを登録することでSuicaへのチャージができるようになります。
Apple PayのSuicaはAndroidのモバイルSuicaと違って、スマホの電源が入っていない状態では使えません。モバイルバッテリーが必須になります。
GooglePay+Suicaの組み合わせ
GooglePay版のモバイルSuica。年会費無料で、ビューカード以外のクレジットカード・プリペイドカードでもチャージができます。
GooglePayのSuicaは従来のモバイルSuicaと同様に、スマホの電源がOFFの状態でも支払いに使えます。電波が届かない場合でも問題ありません。
GooglePayでSuicaを使う場合の問題点は、オートチャージができないことです。ビューカードでもできません。
楽天ペイ+楽天カード+Suicaの組み合わせ
楽天ペイが2020年5月25日からSuicaに対応したことで注目されています。
おサイフケータイに対応したAndroid端末でSuicaを利用するには、GooglePayを利用する方法とモバイルSuicaアプリを利用する方法がありますが、そこに第3の選択肢が加わったことになります。
楽天ペイアプリで発行したバーチャルSuicaは、
・楽天カードによるチャージしか受け付けない
という制限がありますが、
・チャージ金額200円に対して1ポイントの楽天ポイントが付く
というのは、楽天ポイントのユーザーにはうれしい限りです。
なお、楽天ペイアプリにSuicaのリンクボタンが表示されるのはAndroid版だけですが、iPhoneユーザーも「楽天ペイ」アプリ内のリンクからキャンペーンページへエントリーして、「モバイル Suica」アプリや「Apple Pay(アップルペイ)」にて「楽天カード」を利用してSuicaチャージをすることで、200 円ごとに 1 ポイントの「楽天ポイント」を貯めることが可能です。
まとめ
「ApplePay+Suica」と「GooglePay+Suica」、そして新登場の「楽天ペイ+Suica」のどれがいいかは、クレジットカードとの組み合わせにもよります。
Suicaを頻繁に使う人で、ビューカードを持っている(あるいは作る予定がある)場合は、オートチャージという点も考えてApplePayがおすすめです。
「楽天ペイ+Suica」の場合は、楽天カードとSuicaの組み合わせがかなり魅力的な点です。ポイント付与は見逃せないので、Android派が増える可能性もあります。しかも将来的には楽天ポイントでSuicaのチャージができる予定とのこと。これもおいしい新ルートです。