「キャッシュレス、キャッシュレス」と騒がれ、これだけ【Apple Pay】にもなれた日本で、まだ馴染みの薄い感があるコンタクトレス決済(NFC Pay)。
コンタクト(接触)レス(無し)なので、NFC読み取り端末にかざすだけでクレジットカードに内蔵されたICチップを介してやり取りが行われ、瞬時に決済が完了する非接触IC型決済サービスで、「NFC Pay」「EMVコンタクトレス」という呼び名もあるコンタクトレス決済。
既に【Apple Pay】におけるコンタクトレス決済(NFC Pay)として、Mastercardコンタクトレス、JCB Contactless、American Express Contactlessが利用できるようになっています。
もくじ
- 1 【Apple Pay(アップルペイ)】とMasterCardコンタクトレス(マスターカードコンタクトレス)
- 2 【Apple Pay(アップルペイ)】とJCB Contactless(JCBコンタクトレス)
- 3 【Apple Pay(アップルペイ)】とAmericanExpress Contactless(アメリカンエキスプレス コンタクトレス)
- 4 【Apple Pay(アップルペイ)】でVISAのタッチ決済(旧:VISA Paywave(ビザ ペイウェーブ))は非対応⇒カードによっては対応
- 5 【Apple Pay(アップルペイ)】でSuica(スイカ)、iD(アイディー)、QUICPay(クイックペイ)は利用可能
- 6 コンタクトレス決済が利用できる主なお店(日本)
- 7 コンタクトレス決済の使い方
- 8 まとめ
【Apple Pay(アップルペイ)】とMasterCardコンタクトレス(マスターカードコンタクトレス)
MasterCardが提供している非接触IC型決済サービスが「Mastercardコンタクトレス(マスターカードコンタクトレス)」です。
【Apple Pay】で非接触IC型決済サービスを使うには、iPhone7・7Plus以上、OSはiOS11.0以降が端末の条件となります。
【Apple Pay】に「Mastercardコンタクトレス」に対応するMastercardブランドのクレジットカードを登録することで、「Mastercardコンタクトレス」を利用できるようになります。
プラスチックのクレジットカードそのものが「Mastercardコンタクトレス」に対応している必要はありません。
【Apple Pay】にクレジットカードを登録すると、実際のクレジットカード番号とは異なる「デバイスアカウント番号」が割り振られます。このことによって、【Apple Pay】で「Mastercardコンタクトレス」で支払ってもクレジットカード番号が加盟店に開示されることはなく、セキュリティが高くなっています。
特に「Mastercardコンタクトレス」は海外で対応店舗が多いため、【Apple Pay】で使えるとセキュリティ的にも安心です。
【Apple Pay】に登録することによって、「Mastercardコンタクトレス」を利用できるようになる主なMastercardブランドのクレジットカードは以下です。
- オリコカード
- ジャックスカード
- MUFGカード
- DCカード
- NICOSカード
- 三井住友カード
- UCカード
- セゾンカード
- ポケットカード
- セディナカード
- ライフカード
- dカード
- リクルートカード
【Apple Pay】に登録できたMastercardブランドのカードは「Mastercardコンタクトレス」を利用できるようなりますが、一部のカード会社が発行するMastercardは、Apple Payに登録しても利用できない場合があります。
※「デバイスアカウント番号」が割り振られていれば、大抵の場合利用できるようです。
【Apple Pay(アップルペイ)】とJCB Contactless(JCBコンタクトレス)
JCBが提供している非接触IC型決済サービスが「JCB Contactless」です。
【Apple Pay】に「JCB Contactless」に対応するJCBブランドのクレジットカードを登録することで、「JCB Contactless」を利用できるようになります。
プラスチックのクレジットカードそのものが「JCB Contactless」に対応している必要はありません。
【Apple Pay】にクレジットカードを登録すると、実際のクレジットカード番号とは異なる「デバイスアカウント番号」が割り振られます。このことによって、【Apple Pay】で「JCB Contactless」で支払ってもクレジットカード番号が加盟店に開示されることはなく、セキュリティが高くなっています。
【Apple Pay】に登録することによって、「JCB Contactless」を利用できるようになる主なクレジットカードは以下です。
- JCBオリジナルシリーズ
- JCBブランドのクレジットカード(セブンカード、セディナカード 、オリコカード、ジャックスカード、セゾンカード等)
【Apple Pay】に登録できたJCBブランドのカードは「JCB Contactless」を利用できるようになりますが、一部のカード会社が発行するJCBカードは、Apple Payに登録しても利用できない場合があります。
※「デバイスアカウント番号」が割り振られていれば、大抵の場合利用できるようです。
【Apple Pay(アップルペイ)】とAmericanExpress Contactless(アメリカンエキスプレス コンタクトレス)
MasterCardが提供している非接触IC型決済サービスが「American Express Contactless(アメリカンエキスプレス コンタクトレス)」です。
【Apple Pay】に「American Express Contactless」に対応するアメックスブランドのクレジットカードを登録することで、「American Express Contactless」を利用できるようになります。
プラスチックのクレジットカードそのものが「American Express Contactless」に対応している必要はありません。
【Apple Pay】にクレジットカードを登録すると、実際のクレジットカード番号とは異なる「デバイスアカウント番号」が割り振られます。このことによって、【Apple Pay】で「American Express Contactless」で支払ってもクレジットカード番号が加盟店に開示されることはなく、セキュリティが高くなっています。
【Apple Pay】に登録できたアメックスブランドのカードは「American Express Contactless」を利用できるようなりますが、一部のカード会社が発行するアメックスブランドのカードは、Apple Payに登録しても利用できない場合があります。
※「デバイスアカウント番号」が割り振られていれば、大抵の場合利用できるようです。
【Apple Pay(アップルペイ)】でVISAのタッチ決済(旧:VISA Paywave(ビザ ペイウェーブ))は非対応⇒カードによっては対応
2021年5月11日~、【Apple Pay】がVISAのタッチ決済(旧:VISA Paywave(ビザ ペイウェーブ))に対応しました。
対応しているクレジットカード会社のカードであれば、VISAブランドでも【Apple Pay】でタッチ決済が利用できます。
プラスチックのカードにマークがあるものは、VISAのタッチ決済の利用が可能です。
【Apple Pay(アップルペイ)】でSuica(スイカ)、iD(アイディー)、QUICPay(クイックペイ)は利用可能
Mastercardコンタクトレス、JCB Contactless、American Express Contactlessが利用できるからといって、Suica、iD、QUICPayはそのまま利用可能できます。
クレジットカードと電子マネーのどちらかということはありません。
コンタクトレス決済が利用できる主なお店(日本)
・マクドナルド(Mastercard、JCB、American Express、VISA)
・ローソン(Mastercard、JCB、American Express、VISA)
その他にも利用できる店舗は拡大しています。
コンタクトレス決済の使い方
実際に店舗で利用するときは、
「クレジットカードで、タッチで」と言えば、ほとんど大丈夫です。
そのあとはレジのリーダーにかざすだけです。
まとめ
既に【Apple Pay(アップルペイ)】におけるコンタクトレス決済(NFC Pay)として、Mastercardコンタクトレス、JCB Contactless、American Express Contactless、VISAのタッチ決済(対応カードのみ)が利用できるようになっています。
日本で使えるお店も増えつつあります。
また、海外に行ったときは、コンタクトレス決済(NFC Pay)がセキュリティ面からも心強いです。
スキミングが怖い時代、【Apple Pay】に登録してあるクレジットカードで一度コンタクトレス決済(NFC Pay)を試してみてはどうですか。