お財布レスの時代、クレジットカードを上手に選べば得をしますし、適当に選ぶと損をするかもしれません。慎重に選びたいものですね。
今回は大人気の「エポス(EPOS)カード」とお財布レス(Apple Pay(アップルペイ)・Google Pay(グーグルペイ)・楽天ペイ・LINE Pay・電子マネー・quicpay・edyなど)の相性について調べてみました。
もくじ
楽天ペイとエポスカードの相性は?
エポスカードは、楽天ペイに登録して利用することができます。
PayPayとエポスカードの相性は?
PayPayには、①PayPay残高から支払う方法、②登録したクレジットカードで支払う方法があります。
②に登録できるクレジットカードは、VISAとMastercard、JCBはYahoo! JAPANカードのみとなります。
①のPayPay残高へチャージできるクレジットカードは、本人認証サービス(3Dセキュア)済のYahoo! JAPANカードだけです。
エポスカードはVISAブランドなので、PayPayに登録できます。
Apple Payとエポスカードの相性は?
エポスカードはiPhoneで利用するサービス「Apple Pay(アップルペイ)」との相性も良好です。
Apple Pay(Wallet)にエポスカードを登録することで、QUICPayとして利用することができます。
VISAは実店舗での利用は問題ありませんが、ネットショップでの決済に難があります。JCBとMasterCardとアメックスは実店舗だけでなく、App内やWeb上での支払いにも対応しています。
エポスカードはVISAなので、Apple Payを利用したネット決済などでは使えない場合もありますから注意が必要です。
実店舗で利用する上では特に問題はありません。
クレジットカードによっては、Apple Payに登録することでコンタクトレスに使うことができるようになるものもありますが、エポスカードは残念ながらそのようなしくみはありません。
※コンタクトレス:レジの読み取り端末にクレジットカードやスマートフォンをかざすだけでクレジット決済が完了する非接触
Google Payとエポスカードの相性は?
Google Pay(グーグル ペイ)での非接触型決済は、2019年5月末から一部のクレジットカードでiD・QUICPayの利用が可能になり、便利になりました。
エポスカードはGoogle Pay(グーグル ペイ)に登録はできますが、ポストペイ型の電子マネーQUICPayとして利用することはできません。(未対応)
今のところは対応するクレジットカードの種類が限られています。ほとんどの人にとってGoogle Payは、楽天Edy・WAON・Suica・nanacoを経由して支払いをするキャッシュレスサービスという存在といえます。
Google Payが電子マネーを統括するサービスだとすれば、電子マネーにクレジットチャージをしてポイントをゲットするのが一番お得な使い方なのは言うまでもありません。
まずnanacoですが、残念ながらGoogle Payに登録したnanacoはクレジットカードによるチャージができません。ここが既存のnanacoモバイルアプリと異なる点です。
次は楽天Edy。楽天Edyへのチャージに使えるクレジットカードはJCB、American Express、MasterCard、VISAです。
エポスカードはVISAブランドです。楽天Edyへのチャージは可能です。
次にSuica。Google Payはおサイフケータイ機能を持つスマートフォンにとって、モバイルSuicaを年会費無料で使うための救世主となりました。
Google PayのモバイルSuica(Google Pay Suica)は、ざっくり言うと従来のAndroid版モバイルSuicaから以下の機能を除いた無料版です。
【Google Pay Suicaができないこと】
- 銀行チャージ
- 定期券の購入
- Suicaグリーン券の購入
- モバイルSuica特急券
- エクスプレス予約サービス
- JREポイントの受け取り
- ネット決済
- 再発行
- 払い戻し・退会
→「SuicaがGoogle Payに対応しました」(公式PDF)
Google Pay Suicaのチャージに使えるクレジットカードは「Googleアカウントに登録されているクレジットカード」です。
アカウントに登録できるクレジットカードは、公式によると次のブランドとのこと。
- American Express
- MasterCard
- Visa
- JCB
- Visa Electron
エポスカードはVISAブランドなので、アカウントに登録してSuicaチャージに使えます。
最後にWAONです。Google Payが新たに導入したGoogle Pay版のモバイルWAONは、従来のモバイルWAONから必要最小限の機能だけを抜き出したものです。
クレジットチャージが可能ですが、イオンマークのあるカードからのチャージになります。エポスカードからのチャージはできません。
電子マネーとエポスカードの相性は?
エポスカードは電子マネーへのチャージでポイントが付与されるカードとして知られています。電子マネーとの相性は良いと言えそうです。
Suica
エポスカードは、iPhone版モバイルSuicaへのチャージで0.5%のポイントが付与されます。
VISAブランドであるエポスカードは、iPhoneのWallet経由ではモバイルSuicaに直接チャージすることはできません。
Wallet経由では無理ですが、iPhone版モバイルSuicaアプリを経由してのチャージならVISAブランドでも可能です。
※iPhoneでのSuica利用時に年会費はかかりません。
エポスカードから、Android版モバイルSuicaへのチャージも可能です。0.5%のポイントも付与されます。
⇒JR東日本のモバイルSuicaアプリは年会費が1,030円でしたが、2020年2月26日より無料になりました。
ちなみに、SMART ICOCAへのチャージではポイントは付きません。エポスカードの上級カードであるエポスゴールドカードなら、SMART ICOCAへのチャージでポイントが付与されます。
PASMO
エポスカードでPASMOにオートチャージすることはできません。
PASMOのオートチャージに使えるクレジットカードは、一部の交通系クレジットカードだけです。
※モバイルPASMOへの都度チャージには利用できます。
Edy
エポスカードは楽天Edyへのチャージに使えて、しかも1000円チャージごとに5円相当のエポスポイントが付きます。
Edyで支払うと200円につき1ポイントが付きます。チャージと支払いの両方合わせると還元率は0.5+0.5=1.0%となります。
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nanaco
エポスカードはnanacoへのチャージができません。
WAON
エポスカードからWAONへのチャージはできません。
WAONにチャージできるのは、主にイオン系クレジットカード、JALカードになります。そのうちでもポイントが付与されるものとなると、ごく少数です。
QuicPay/iD
クレジットカードによっては、サイトで申し込めば別途QUICPayのカードを発行することができるカードも多いのですが、エポスカードはQUICPayのカードを発行することはできません。
QUICPayを利用するには、iPhoneが必要になります。
また、エポスカードはiDにも対応していません。
Apple Pay(Wallet)にエポスカードを登録することで、QUICPayとして利用することができます。Apple Payの利用にはiPhone7以上の端末が必要です。
エポスカードはAndroidスマホ向けのQUICPayモバイルに対応していません。
スマホでQUICPayを使いたい場合は、iPhoneのApple Payを利用する以外に方法はありません。
インビテーションで年会費無料のゴールドに
エポスカードが注目されている理由の1つに、「インビテーション(招待)の制度」があります。
インビテーションはゴールドカードへのアップグレードを薦めるもので、条件は公開されていません。
インビテーションを通じてエポスゴールドカードを入手すると、通常年会費5000円が永年無料になるといううれしい特典があります。
ゴールドカードの場合、一般カードよりも優待特典が増えたり、通常2年間のエポスポイントの有効期限が無期限になるなど、メリットが増えます。
エポスゴールドカードはインビテーション無しでも入会することができますが、その場合は年会費がかかります。
スペック
国際ブランド
VISAブランドになります。
申し込み資格
18歳以上の方(高校生を除く)が申し込めます。
還元率・ポイント・有効期限
【還元率】0.5%~
通常利用では0.5%ですが、マルイウェブチャネル、マルイ、モディではポイントがアップします。
さらにエポスカード会員限定で、「年4回の優待期間(マルコとマルオの7日間)」中は、マルイ店舗やネット通販でのショッピングが10%OFFになります。
※クレジット(1回・分割・リボ払い)の利用が対象
【ポイント】エポスポイント
貯まるポイントはエポスポイント。1ポイント1円換算です。
主なポイント交換先:
マルイの店舗や「マルイウェブチャネル」 | 1ポイント→1円(クレジットの利用が対象) |
エポスVisaプリペイドカード | 1ポイント→1円 |
ネット通販利用分を割引 | 1ポイント→1円 |
マルイの商品券 | 1000ポイント→1000円 |
VJAギフトカード | 1000ポイント→1000円 |
クオ・カード | 1000ポイント→1000円 |
Amazonギフト券 | 1ポイント→1円 |
ANAマイル | 1000ポイント→500マイル(ゴールド・プラチナ会員:1000ポイント→600マイル) |
ANAスカイコイン | 1000ポイント→1000コイン |
JALマイル | 1000ポイント→500マイル |
スターバックスカード(チャージ) | 500ポイント→500円 |
ノジマ | 500ポイント→500ポイント |
dポイント | 1000ポイント→1000ポイント |
その他にもグッズなど交換先はたくさんあります。→公式サイト
【有効期限】2年
ポイントの有効期限は2年間です。
ちなみにゴールドカードになるとポイントが無期限有効となります。
年会費
永年無料です。
家族カード
残念ながら家族カードは発行できません。
ETCカード
無料で発行できます。
海外旅行保険
年会費無料のカードには珍しく、海外旅行傷害保険が自動付帯されます。
補償内容は次のようになっています。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
保険の対象者はカード会員本人のみで、補償期間は1旅行につき最長90日間となります。
また、海外旅行中は緊急医療アシスタントサービスも利用できます。
海外旅行中に不慮のケガや事故、病気に見舞われた場合、エポスカード海外旅行保険事故受付センターへ電話すると、24時間いつでも日本語で対応してもらえるので安心です。
国内旅行保険
国内旅行に対する傷害保険等はありません。
バーチャルカードで安心
エポスバーチャルカードはインターネットショッピング専用に通常のクレジットカードと同様に利用できるカード番号をWEB上で発行するサービスです。
安心①:自分が持っているエポスカードと別のカード番号です。
→万が一不正使用されても自分が持っているエポスカードを知られることはありません。
→いつでもEPOSNetから中止登録でき、別番号での再発行もすぐに可能です。
安心②:ショッピングのたびに自分が利用したい分だけ利用可能額を設定できます。
→利用しない時は利用可能額を0円にしておくことも可能です。
その他のサービス
安心サービス
カード利用通知サービス、海外利用停止サービスなどが付帯します。
インビテーション
条件は公開されていませんが、条件を満たすとゴールドカードへのインビテーション(招待)が届きます。
インビテーションでゴールドカードになると、年会費5000円が免除され、永年無料でエポスゴールドカードが持てます。
エポトクプラザやたまるマーケットでお得
提携の居酒屋やカフェ、遊園地、カラオケ等で割引優待があります。
たまるマーケット経由でアマゾンや楽天などのネットショッピングをすればお得になります。
スペック表
国際ブランド | VISA |
カード発行会社 | ㈱エポスカード(㈱丸井と共同発行) |
申し込み資格 | 18歳以上の方(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
支払日(口座引落の場合) | 27日締め(翌月6日確定日)/翌月27日払い 4日締め(11日確定日)/翌月4日払い |
貯まるポイント | エポスポイント |
ポイントの有効期限 | 2年間 |
ETCカード | 無料 |
海外旅行傷害保険 | 最高500万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | ー |
あんしんサービス | カード利用通知サービス、海外利用停止サービスなど |
エポスカードはこういう人におすすめ
エポスカードは次のような人に向いているカードです。
- 楽天Edy,モバイルSuicaをよく利用する人
- 〇I〇I(マルイ)でよく買い物をする人
- 携帯電話や公共料金の支払いでポイントを貯めたい人
- インビテーション(招待)でゴールドカードを手に入れたい人
特にインビテーション狙いで年会費無料のゴールドカードを手に入れたい人には、エポスは大いに魅力的なカードだと言えます。
エポスカードはこういう人には向かない
エポスカードは次のような人にはおすすめできません。
- 0.5%よりも高い還元率を求めている人
- 楽天Edy,モバイルSuicaを利用していない人
- 〇I〇I(マルイ)で買い物をしない人
まとめ
年会費無料のカードでありながら、メリットの大きいエポスカード。
年4回マルイの買い物が10%OFFになったりと、想像以上にお得なカードです。
普段使いのメインカードにして、インビテーションのゴールドを狙うのも楽しいと思います。
ライフスタイルに合いそうだと感じたなら、持っていて損のないカードではないでしょうか。
「エポスカード」→インビテーション→「エポスゴールドカード」がおすすめ。まずは「エポスカード」からです。
「エポスカード」 | |
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おすすめポイント | ✔年会費無料 ✔全国の提携の居酒屋やカフェで割引やワンドリンクサービスなどの特典が多数! ✔Suica、楽天Edyチャージでポイント付与 ✔海外旅行保険自動付帯 |
申し込み資格 | 18歳以上の方(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
家族カード | ー |
ETCカード | 無料 |
海外旅行傷害保険 | 最高500万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | ー |
Apple Pay・Google Pay | Apple Payに登録してQUICPayクイックペイとして利用可能。Google Pay(グーグル ペイ)に登録可能。(ただしQUICPayクイックペイとしては利用不可) |
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